「平成13年式 7.8万km 80万円」
これが私にとっての「初めてのクルマ」でした。
本来の希望とは若干系統が違いましたが、納車時に
フロントから初めて見た感想としては「めっちゃカッコいいっ!」でした!
外観が「ネオカスバンパー」になっていたんですね。でも他は、ホイールも純正でしたし、サイドやリアのエアロもナシ。
免許取り立ての18才が乗るには、良く言って「少し大人びた」外観でした。
…が!
「音」が違ったんですよ。
前オーナーさんがマフラーを変えていたんですね。
BLITZ NUR-SPEC DT という厚手のテールエンドが印象的なマフラーでした。
音量もスポーツカーのそれで、「いかにも!」って感じで低音が効いており個人的に
好みの音質だったので、吹かしているだけでテンション爆上がりだったのを15年近く
たった今でも鮮明に覚えています。それでいて、トップエンドまで回すとNAエンジン
らしい乾いた音が盛大な音量で鳴り響き、「クルマ=サウンド」という図式が私の中で
出来上がったような気がしました。
いやぁ、五感に訴えるクルマはエンジン掛けるだけで幸せでしたよ。
カスタマイズ項目
この車の所有期間はわずか3年だったのですが、給料の大部分を費やして自分好みに
ドレスアップしていきました。
- ホイール 【RAYS 57アクセラレート 18インチ】
- 車高調 【KBee】
- エアロ 【VERTEX】3点フルエアロ
- ナビ 【カロッツェリア】サイバーナビ AVIC–VH9900
- ヘッドライトDIY ブラックアウト
….とまあ、こんな感じで弄っていました。ドレスアップのみで総額100万は超えていました。。。
自分のなかでは、実車のカスタマイズでもゲーム内でドレスアップするような感覚
だったので、実際にクルマの見た目が変わっていく様子を見ることが出来て、
「満足感」や「達成感」が得られて非常に有意義な事でした。
それが今を生きるための「軸」に繋がっていきました。
ドライビングフィール
エンジン
ヤマハ製の3S-GE型を搭載しており、カタログスペックは最大馬力が「210ps/7600rpm」
最大トルクが「22kgm/6400rpm」となっていました。数値だけ見ると身軽なイメージが
沸きますが、「発生回転数」ほぼレッドゾーン付近ですので、ブン回さないと遅いです。
なので、「3000rpm付近」と高めの回転数できびきび走る方が合っていると感じました。
回転フィールも「ガサツ感」があり、ジェントルな雰囲気とはかけ離れていました。
ですが、可変バルブタイミングが高回転側で切替わるのが分かったり、エアインテーク経路が
切替わるタイミングで加速感の変化が感じ取れるので、「高性能なエンジン」であることを随所で
感じられるメリットがありました。
操作感
純正状態ではないので乗り心地などは割愛しますが、ステアリングは適度に重めで高速走行では安定していました。
またMTのシフトフィールはストロークが長く、素早いシフトチェンジは向いていないように感じられました。
バックをする際には、後方視界はトランク位置が高いため悪いです。初心者には苦労しました。
エクステリア
これはもう、普通にイケメンでしたね。
フロントから見れば、端正な顔つきにフェンダーの張り出しが安定感を醸し出していましたし、
サイドはフェンダーラインがドアハンドルからトランクまで一直線に張り出して剛性感あり。
リアは純正でユーロテール採用とでおしゃれに決まってました。
このデザインは今でも通用するなと個人的には思っています。
インテリア
これは「可もなく不可もなく」といった感じですね。
メーター類をはじめ、「円形」を基調にデザインされているようで、エアコンパネルや吹き出し口
などがそうでした。なので堅苦しさはなく、かといって殺風景でもなく丁度良いデザインでした。
また、円が基調なので「追加メーター」との相性も良かったように思います。私の場合は完全に
見た目重視で、Defiの「バキューム計」を取り付けていました。
まとめ
私が乗っていたのは10年以上前ですが、初めてのクルマでしたので思い出が多く、書いていて
非常になつかしさを感じました。「90’s」のクルマは魅力的な車が多く、そのうちの一台を所有できたということは、「中古車価格が高騰」している昨今から思えば、とても有意義な事だったのだなと改めて感じます。発売から20年以上経過した今でも目にすることが多く、街中で見かけると思わず目で追ってしまいます。オーナーさんには末永く大事に乗っていただきたいですね。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
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